1. 書類選考

大半の事務所のオーディションは、書類選考・面接・実技という流れになります。ここで重要となってくるのが履歴書です。普通のスナップ写真よりも、きちんとした写真館で撮ることをオススメします。自己PRは面接で深掘りして訊かれることもありますので、嘘や過剰表現は避け、自分のアピールできることを書きましょう。

2. 面接

書類選考に受かったらいよいよ面接です。面接で必ず訊かれるのは自己紹介＆自己PRです。どんなことをいうかは事前に準備しておき、自然に言えるまで何度も練習するといいでしょう。特技があれば披露するのもいいと思いますが必ずしも何かしら披露しなくてはならない、というものでもないようです。

豊かな人生経験

若い人たちに足りていない人生の経験値こそが、シニアにとって最大の武器です。抽象的でどうアピールすれば分からない…と思うかもしれませんが、これまでの人生で得た価値観を言葉にして語ってみてください。どんな人生であっても学んだことは多いはず。豊かな人生経験から得た確固たる信念や考え方を自分自身の言葉で伝えられると、より深みのある人間性をアピールすることができます。

自己管理能力

当たり前のことですが、当たり前だからこそ意識をしてみてください。「時間を守る」「礼儀やマナーをわきまえている」「体型や健康の管理ができている」など歳を重ねても出来ていないと評価は低くなります。

仕事に対する情熱

どのような意識でオーデョションを受けるのか、非常に大きな差があります。「なんとなく趣味としてやってみたい」人と「なんとしても一花咲かせたい」人とではオーデョション担当者にとってどちらが魅力的でしょう？仕事にかける情熱は人それぞれですが、オーディションを突破するためには自分の熱意と覚悟を伝えるよう意識してみましょう。

謙虚な心

シニアオーディションとはいえ、俳優やタレントを目指すステップは10代20代と変わりません。芸能界で活動するための必要なスキルは幅広く、自己流では限界があるため、多くは芸能事務所に所属し日々レッスンを受けることになります。40代以上で0からスタートする場合「こんなはずじゃなかった…」とプライドをボロボロにされたと感じる人は少なくありません。40代以上であっても新人です。初心を忘れず、素直な心でレッスンに取り組みましょう。

自分のウリ（個性）を理解しよう

自信のあるところや得意なところを理解して、それを磨く努力をしましょう。オーディションにはそれぞれコンセプトがあり、応募者の個性とオーディションのコンセプトがガッチリマッチすると「合格」となるわけです。まずは「自分の個性は何か」を理解することから始めましょう。

諦めない心を持とう

オーディションに受かる人は一握りです。しかし、落ちたからと言って諦める必要はありません。次のオーディションに受かるためのステップだとして、前向きに考えましょう。何度も何度もオーディションを受けるのが普通です。トライ＆エラーを繰り返して、レベルアップしていきましょう。